世界のデジタルヘルス市場をけん引しているのは北米で、最大の市場です。
北米にはデジタルヘルス関連企業が多数存在する事やこれらの企業間連携によって新たなものが出てきているのが主な理由のようです。
デジタルヘルスに明確な定義はないようなのですが、以下の分類が紹介されています。(JETRO資料より)
・電子カルテ(EHR、EMR含む)
・遠隔医療(テレヘルス)
・モバイルヘルス
・分析
・オンラインヘルス
・ウェルネス、フィットネス
これらの分野は政府としても注力しているためその追い風により成長率が高いです。
成長率はXX倍という規模ですので、成長度合いが桁違いです。
■病院のデジタル化(スマートホスピタル)
日本ではまだまだですが、米国では病院のデジタル化が進んでいます。特に病院間連携の要件を満たした医療機関にインセンティブを付与する制度ができるなど、EHR普及を国策として取り組んでいます。
※HITECH法(Health Infomation Technology for Economic and Clinical Health)によってEHRが一気に普及した
米国にはデジタルホスピタル500というものがあり、デジタル化度合いをランキングしたものがあります。客観的にこうしたわかりやすいものが存在することもいいですね。
■モバイルヘルス
本ブログでも紹介した事がありますが、モバイルヘルスアプリケーションやモバイル医療機器アプリケーションが一気に出てきています。
特にスタートアップによる新たなサービス創出が活況で、糖尿病管理や遠隔診療、処方箋管理などを始めとして画期的なアプリケーションが出現しています。
■AIとヘルスケア概観
困ったときにとりあえずAIというような万能なものとしてまだ扱われがちなAIですが、ヘルスケアの領域では先進的な取り組みが出てきています。
・GoogleのAI・機械学習支援プログラムによる医療系スタートアップの支援
・医師の予約アプリによる加入健康保険情報の確認機能
・チャットボットによる医療機関の経費削減
・AIアシスタントによる患者・臨床医へのサポート
・AIによる検査鑑定と結果報告
・心の知能の解析による病気予測機能
・AIベースの脊髄手術技術
・人工知能による高齢者の自立促進と生活の質の向上
・カメラ機能を搭載した義手開発
・AIの遠隔操作による結核の検出
・AIによる退役兵へのPTSD治療
・AIによる臨床文書の改善
・AIによる脳出血の検出
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