最近、やたらとPHR(Personal Health Record)とEHR(Electronic Health Record)という言葉を目にしたり耳にしているかもしれません。
通信やIoT技術の進歩によって個人の持つデータが容易に取得できるようになりましたのでブームが訪れていると言えるでしょう。

わかりやすく説明しますと、以下のような感じです。

PHR 非規制データ
ウェアラブルデバイスなどから収集するバイタル情報や健康診断結果、
様々なアプリで管理している食事・運動などの活動ログなど
昨今のコロナ禍における個人の体温などの記録もこちらですね

EHR 規制データ
医療機関で管理されている個人の診療記録をはじめとした医療データ

PHRはその取り扱いを法律などで規制されているわけではありません。
ただし、個人情報や個人情報よりもさらに厳しい要配慮個人情報を扱う際の
規制はありますので何でもあり!というわけではありません。

EHRはその取り扱いを規制されています。
これらのデータを取り扱うには3省3ガイドライン(現在は3省2ガイドライン)というものに準拠する必要があります。
またこれらを匿名化して研究開発目的で活用する際は次世代医療基盤法で規制されています。

EHRはこれまで標準化の活動が進められておりデータの持ち方やデータ連携仕様などが標準化されていますが、PHRの標準化はこれからで健診項目周辺を中心にいくつかの団体が活動をしています。
マイナポータルを通じて個人のPHRがフィードバックされる仕組みもできますので2021年度は少し大きな動きがありそうです。


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