PHRとはパーソナルヘルスレコード(Personal Health Records)の略称で、個々人が生涯にわたり自分自身に関する医療・健康情報を収集・保存し活用できる仕組みを指します。

一方、EHRとはエレクトロニックヘルスレコード(Electronic Health Record)の略称で、直接的には「電子健康記録」「生涯医療記録」と訳されますが、意味合いとしては、個人の医療・健康等に係る様々な情報を蓄積し、参照・活用・共有等を行う仕組み(政府では「医療情報連携基盤」や「健康情報活用基盤」等と表記)を指します。

どちらも同じものを指すと言ってもよいと思います。

現在、個人の健康情報は、医療機関や健診機関、保険者、スポーツクラブなど様々な場所に散在しており連携していないため、それらを一気通貫で活用する事はできません。

我々個人にとって、上記のような仕組みがあれば自身の健康の管理や予防医療が促進する事が明白ですが、それぞれの機関に導入されている仕組み(例えば、電子カルテやオーダリングシステム、検診システムなど)で蓄積されるデータの形式やそれらから出力されるデータの形式は様々で標準化が進んでいないため、連携が難しく、また個人情報保護の観点からもそれらをつなぐことは容易ではありません。

海外では日本でいうところのマイナンバーのような項目をキーに、個人の健康データの一元管理が既に実現されている国もありますが、日本ではまだまだこの領域において遅れを取っているというのが実情です。



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