製薬・医療医薬ヘルスケアリファレンス

医療・医薬・製薬などのライフサイエンス業界の業務・ITについての解説。 ヘルスケアで新規事業の立ち上げや事業創造をしたい方向けに役立つ情報も配信しています。価値のある情報も無料で配信致しますので可能な範囲でランキングボタンの押下やTwitterなどで応援のご協力をいただければ幸いです。

ライフサイエンス業界に携わるMRやデータサイエンス・臨床関連の新人さん、関連SE、コンサルタントの卵の方には役に立つ情報があると思います。 浅く広く独特な用語や役立つ知識に加え、なるべく他のサイトや情報源では得られないような情報を紹介しようと思います。 加えてヘルスケア領域で事業創造をするのに役立つ情報も配信しています。 価値のある情報も無料で配信致しますので可能な範囲でランキングボタンの押下やTwitterなどで応援のご協力をいただければ幸いです。

オムニチャネルマーケティング


小売りやeビジネスの世界では最近流行りの話題であるCCCM(クロスチャネル・キャンペーン・マネジメント)ですが、製薬におけるCRMでも近い考え方が浸透してきています。

顧客接点としては従来のMRによる対面の医師へのプロモーションに加え、説明会や講演会、学会などでの接点やメールやWeb(Webセミナー、eディテーリング、エムスリーなど)での活動があります。

重点医師に対する行動が規制されカバーする事が難しくなってきている中でより生産性高く、また情報提供の質を保つための工夫が求められています。

重点医師と非重点医師それぞれに対しての活動に対する結果や効果を検証するために、上記のような活動ログを集約し、一気通貫で見ることができる仕組みが有効であると思います。

ただし、製薬メーカー内で持っているデータは様々なインバウンドのデータや外部から購入しているデータが混在しているため、コード体系が不統一である事が多く、上記のような仕組みを阻害する課題となっています。
我々のような一般消費者を管理するような仕組みでは名寄せのエンジンが入っていたりしますが、これに代わるような仕組みがないと中々実現は難しいと思います。

また、データ量が爆発的に増えるため、それをさばききるだけのITリソースやソリューションが求められると思います。


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製薬メーカーの再編、M&A


一昔前の製薬メーカーの名前はほとんど残っていないほど製薬業界のM&Aは活発で
メガファーマを中心に名前が変わっています。
常に追っていないといつの間にか名前が変わっているので焦ります。

ネットで色々と情報を引っ張ろうと思ったのですが、中々再編の歴史や沿革がまとめられた
サイトがなかったため、まとめてみました。

アステラス製薬
藤沢薬品工業 + 山之内製薬 = アステラス製薬(2005年に合併)

MSD
メルク ← 万有製薬(1984年にメルクが買収)
万有製薬 ← シェエリング・プラウ(2010年に買収)

田辺三菱製薬
ミドリ十字 + 吉富製薬 = ウェルファイド(1998年に合併)
東京田辺製薬 + 三菱化学 = 三菱東京製薬(1999年に合併)
ウェルファイド + 三菱東京製薬 = 三菱ウェルファーマ(2001年に合併)
三菱ウェルファーマ + 田辺製薬 = 田辺三菱製薬(2007年に合併)

中外製薬
日本ロシュ + 中外製薬 = 中外製薬(2002年に合併)

バイエル薬品
日本シエーリング ← 三井製薬(2000年に買収)
バイエル薬品 ← 日本シエーリング(2007年に吸収)

第一三共
三共 + 第一製薬 = 第一三共(2007年に合併)

大日本住友製薬
大日本製薬 + 住友製薬 = 大日本住友製薬(2005年に合併)

あすか製薬
帝国臓器製薬 + グレラン製薬 = あすか製薬(2005年に合併)

ファイザー
ワーナー + ランバート = ワーナーランバート(1955年に合併)
ファイザー + ワーナーランバート = ファイザー(2000年に合併)
ファルマシア + カビヴィトラム = カビファルマシア(1991年に合併)
ファルミタリア + カルロエルバ = ファルミタリアカルロエルバ(1998年に合併)
カビファルマシア + ファルミタリアカルロエルバ = ファルマシア(1993年に合併)
アップジョン + ファルマシア = ファルマシアアップジョン(1995年に合併)
サール + モンサント = モンサント(1985年に合併)
ファルマシアアップジョン + モンサント = ファルマシア(2000年に合併)
ファイザー ← ファルマシア(2003年に買収)

グラクソスミスクライン
グラクソ + ウェルカム = グラクソウェルカム(1995年に合併)
スミスクライン + ビーチャム = スミスクラインビーチャム(1989年に合併)
グラクソウェルカム + スミスクラインビーチャム(2000年に合併)

外資はファイザーとGSKだけ挙げましたがサノフィやノバルティス、BMSなどは
省略しました。


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Business Intelligence(BI)


最近では当たり前の言葉になっていますが、どの会社にしても導入していない企業を
見つける方が難しいくらい定着してきましたので、BIについて書こうと思います。

BIは一口に言っても色々あります。
データを可視化する内容でわけたとしても、単なる業務KPIの予実を管理するものであったり、
高度な統計解析のようなものであったり。
一般的にはBIという言葉は定型的な分析で使われる事が多く、非定型の分析であっても
ExcelのPivotテーブルのような軸を入れ替えての自由分析がほとんどです。
一方高度な分析はBAと呼ばれる事もあり、ユーザはデータサイエンティストのような統計学・数学に
明るいユーザである事が多いです。

BIとは少し違いますが、OLAP(多次元データベース、キューブ)を組み合わせて
自由に分析できる環境を構築している企業も珍しくありません。

製薬でよく見かけるBIツールとしては、老舗ツールのBusiness Objects(BO)やCognosがあります。
これらはグローバルの製薬メーカーに代表されるメガファーマで見かける事が多いです。
BOはR-OLAP型であるのに対し、CognosはキューブのアプローチであるためM-OLAP型と言えます。
IBM製で固めている企業は定型分析についてはReport Netを活用していたりします。

製薬ではSharepointをポータルとして活用しているシーンも多いため、MicrosoftのBI(MS-BI)も
ちらほら見かけます。
MS-BIはパフォーマンスやモバイルアクセスの点で課題化することが多いため、それほど
主流の製品とは言えないかもしれません。
最近はMS-BIも高度化してきているのでこの課題は気にならないものになってきていますが。

他にはこれもグローバルでの採用が目立つMicro Strategyや国内メーカーでの採用が多い
Dr.SUM・Motion Boardがあります。

上記は定型・非定型問わずに活用されるシーンが多いですが、非定型分析や本社の分析スタッフ特化の
ツールとしてQlikViewが採用されることも多いです。
昔からR&D領域にはSASやSpotfireが採用され、高シェアを誇っている事もありこれらのツールの
活用範囲の幅を広げていく動きも気になるところです。

まだまだこれからですが、業種を問わずTableauの採用が加速的に増えており、
上記のツール群の存在を脅かすツールになりそうな予感がします。



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SFA、CRMツールのトレンド


製薬メーカーではMRの医師へのプロモーション支援の仕組みとしてSFAやCRMの
仕組みを導入しています。

ほとんどの製薬メーカーで導入されているわけですが、このような仕組みには流行り廃りがあり
数年周期で大手の製薬メーカーを中心に一気に特定のツールのシェアが変動します。

一昔前ですとスクラッチの仕組みも多く、各メーカー共に構築している仕組みは様々でしたが、
世の中の動きと共にパッケージベースでの導入が増えてきました。
現在ではほとんどのメーカーが何かしらの既製品を採用し、導入しています。

一昔前はパッケージのSFAやCRMといったらデンドライトでした。
デンドライトはその後セジデムとなり、IMSのソリューションとなっています。
セジデムは昔好まれたような、パッケージに機能がぎっしりと詰められたような印象があります。
このようなものが流行った時期もありますが、最近ではシンプルさや効率さが求められている気がします。

同じ時期にOracleのSiebelが採用されたケースも多かったと記憶しています。
Oracleは特定業種向けにデータ構造やテンプレートを保有しているのが強みでした。

最近では外資を中心にVeeva、内資ではミュートスの勢いがあります。
Veevaは何と言ってもUIが斬新です。MRの思考に合わせた画面デザインやコンセプトで作られており
非常に使いやすいです。
ミュートスは内資系で好まれるような画面デザインで、パッケージとスクラッチの中間というような
柔軟さがうけているのだと思います。

数は少ないですが、マイクロソフトのDynamicsCRMやSalesForceを導入しているメーカーもあります。
ただ、今の時期は先に挙げたデンドライト・Veeva・ミュートスの3強時代と言えるのではと思います。


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安全性・副作用情報 PMDAについて


PMDAとは独立行政法人医薬品医療機器総合機構を指しますが、
この組織は医薬品の安全性に関わる業務をしています。
PMDAのサイトからの引用です。

医薬品や医療機器などの品質、有効性および安全性について、治験前から承認までを一貫した体制で指導・審査し(承認審査)、市販後における安全性に関する情報の収集、分析、提供を行う(安全対策)ことを通じて、国民保健の向上に貢献することを目的としています。

このサイトでは副作用が疑われる症例について、以下のCSVファイルがダウンロードできます。
・症例一覧テーブル
・医薬品情報テーブル
・副作用テーブル
・原疾患テーブル

利用ルールさえ守ればどなたでも活用できますので、適当なフリーのBIツールなどで
CSVを読み込めば分析が可能になります。

メーカーでは活用しているところもありますので、活用してみてはいかがでしょうか。

最後に、安全性関連のニュースが最近ありましたので掲載しておきます。

ファイザーに業務改善命令‐抗癌剤等の副作用報告違反



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